「五島リトリートray」で過ごすグルメと癒しの3日間 “世界遺産の島” 長崎五島列島・福江島
2023年年末、一年の締めくくりに選んだ旅先は、日本で一番多くの島をもつ長崎県。
そんな長崎県の離島、五島列島の中でも最大の島=福江島が今回のステイ先です。
深い歴史により、福江島に今なお根強く残る独特の文化は、2018年7月に世界遺産登録されています。
家族4人、3日間の滞在でのWish Listは以下の通り。
いくつ達成できるでしょうか。
コレクションを読みながら、一緒に旅を楽しんでください。
- 2022年8月にオープンした「五島リトリートray」に宿泊しリトリート
- 五島のグルメを堪能(新鮮なお魚、五島牛、五島うどん)
- レンタカーを借りて福江島を一周
- きれいなビーチに出会う
- 教会建築に触れる(潜伏キリシタン関連遺産)
- 1日2回 露天風呂に入り一年の振り返り
- 2024年のテーマや目標を決める
- お気に入りの写真を撮る
PM 12:10 福江空港(五島つばき空港)
長崎空港経由で、福江島に到着!
40名ほどが搭乗できる小型機で、長崎空港⇒福江空港までの所要時間は約30分です。
旅の予算・スケジュール・プランによって、福江島へのアクセスは飛行機と船の選択肢があります。
飛行機は長崎空港と福岡空港から毎日運航しているので、福江島との滞在と合わせ、長崎や福岡との滞在を組み合わせると楽しみも広がります。
私たちも今回、福江島での滞在の後、長崎市内で過ごしました。
空港到着後は、事前に予約していたレンタカーに乗り込み、ずっと楽しみにしていた島旅のスタートです!
PM 1:30 うま亭
福江島のもう一つの玄関口、福江港のすぐそばの老舗定食屋さんでまずはランチを。
今回年末の旅行ということもあり、休業しているお店、通常とは異なる時間で営業しているお店も多く、ランチできるお店を見つけるのに苦戦もしましたが、こちらは地元の方にも人気が高く、満席でとても賑わっていました。
長崎の定番グルメ、ちゃんぽんと皿うどんをいただきます!
- INFORMATION
うま亭
福江港から徒歩約3分/駐車場あり
長崎県五島市東浜町1-8-3
TEL (0959)74-3981
営業時間 10:00-19:00 水曜定休
PM 3:00 五島リトリート ray by 温故知新
今回の旅、最大の目的「五島リトリートray」に到着。
(駐車場は広いのでレンタカーのままでOK)
建物に入ると水平線の広がる大きな海が目に飛び込んで来ます。解放感たっぷり!
とてもモダンなのにどこかほっとするのは、スタッフの方々のおもてなしや、長崎らしいステンドグラス、ホテルから見える海や鬼岳の大自然のおかげでしょうか。
五島名物の椿茶とかんころ餅をいただきながらチェックインをします。
どんなお部屋かな、夕飯は何が食べられるかなと、これから始まる滞在に期待が高まります。
一通りの説明を受けたらいよいよお部屋へ!
PM 3:20 客室
宿泊するお部屋へ。
五島リトリートrayは26室すべてのお部屋がオーシャンビュー・露天風呂つきという豪華なつくりです。
今回ファミリールームが満室だったので”オーシャンビュー露天スーペリア”を2部屋予約しました。
58㎡という広さに加え、ロビー同様に一面ガラス張りで海や空が空間の一部となるため、数字以上に広く感じ開放的です。
そしてとても明るくて気持ちいい!
夕飯の時間までは、このお部屋でゆっくりすることにして、お風呂に入りながらお腹を空かせます。
PM 7:45 夕食
一番のお楽しみ、夕食の時間がやってきました!
夕食は「ray dining」にて17:45と19:45の二部制で完全予約制です。
こちらも大きな窓が開放的で、明るい時間には福江島のシンボル「鬼岳」ビューになります。
私は断然、夕食付プランをお勧めします!
釣りの世界で聖地と呼ばれる五島で獲れる新鮮な魚介、幻の「五島牛」、地産のお野菜。
五島ならではの食材が一番良い状態で生かされたお料理を、帰りのことを気にせずゆっくりお酒を飲みながら楽しめるのは、こちらのホテルの醍醐味の一つだと思うからです。
特に私が感激したのは、お造りのお刺身。(2023年おいしいお魚No.1!)
新鮮プリプリのお魚は、お醤油ではなく五島灘のお塩でいただくと、本来のうまみが引き立ちます。
とろとろの五島牛も、しゃぶしゃぶで温かくいただきこちらも感動的なおいしさです。
家族でも人気のメニューでした。
2023.12.29 夕食メニュー
- 先付 茶碗蒸し
- 前菜 鶏松風、黄身酢和え、バイ貝、きびなごカリフラワー和え、粟麩旨煮、銀杏
- 吸物 真鯛火取り
- 造里 歯鰹、黒鯥
- 煮物 目鯛と五島野菜旨煮
- 台物 五島牛しゃぶしゃぶ
- 食事 うちわ海老五島うどん
- 水菓子 フルーツ
※中学生息子は大人と同じメニュー、小学生娘は子どもコース(前菜と吸物を除いて大人と同じ内容)
AM 7:00 朝食
長崎の朝のはじまりは関東よりも少し遅く、12月末の7:00はまだ真っ暗。
前日にたっぷり夕食をいただきましたが、旅行中は不思議と起床と同時にお腹はペコペコです。
夕食と同じ「ray dining」が朝食会場です。
朝食は7:00-9:30の間に好きな時間を選ぶことができます。
あまりルールやスケジュールに縛られない我が家の、数少ない旅先での習慣「早起き」と「朝食は朝一でいただく」こと。
これが一日を有効活用する必勝法です。この日も7:00に朝食をスタートしました。ちょうど日の出が見られる良い時間帯です。
朝食も五島で調達された食材を中心とした、魚・野菜が主役の「和朝食膳」。
体に優しい朝食をたっぷりいただくと、気持ちよく体が目覚めていきます。
2023.12.30 朝食メニュー
- 鰹生節鍋
- だし巻き卵
- 青菜お浸し
- 五島三菜
- 本日の焼き魚
- コルディアーレ農園水耕栽培サラダ
- あおさ和風ドレッシング
- 本日のお造り
- 花豆
- 岩のり
- 白飯
- 味噌汁
- 香の物
- フルーツ
- コーヒー
AM 11:30 明星院
レンタカーで巡る、福江島一周のドライブスタート!
まずは五島で最古の木造建築物である「明星院」へ。
見どころは天井一面に並ぶ121枚の花鳥図。(残念ながら撮影NG)
こちらでは御朱印をGETし、娘はうさぎのおみくじをひきました。
- INFORMATION
明星院
福江港から車で約10分/駐車場あり
長崎県五島市吉田町1905
TEL (0959)72-2218
定休日 月曜・1日・28日
PM 12:15 堂崎教会
壮絶な迫害から逃れ、命懸けで信仰を守った五島列島の潜伏キリシタン。
禁教が撤廃されると自分達の教会を建設することに注力をしたそう。
なので福江島には至るところにたくさんの教会が点在し、その歴史や文化は2018年7月「長崎の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されました。
穏やかな海に面する堂島教会は資料館も併設され、布教の重要な拠点になっているのだとか。
残念ながら、年末ということで教会は閉まっていましたが、赤レンガ造りの外観は厳かで重厚感がありました。
歴史を知ると旅がさらに楽しく、深みが増す。
そんな場所でした。
- INFORMATION
堂崎教会
福江港から車で約15分/駐車場あり
長崎県五島市奥浦町堂崎2019
9:00-17:00(冬季は-16:00) 300円
PM 2:20 高浜海水浴場
五島が誇る“日本一美しい”青すぎるビーチ「高浜海水浴場」。
「日本の渚100選」「快水浴場100選」にも選ばれる、全国的にも有名なコバルトブルーのビーチです。
夏の海水浴シーズンはバナナボートや水上バイクも楽しめるうえ、シャワーや更衣室も完備。
また夏に訪れたくなりそうなビーチです。
残念ながらこの日は曇り空でしたが、きっと晴れていたらホワイトサンドとコバルトブルーのコントラストがキレイだろうな、と思わせる海が広がっていました。
福江島には透明度の高いビーチがこの他にもたくさん。
旅先の海がキレイなことは嬉しいポイントです。
- INFORMATION
高浜海水浴場
福江港から車で約40分/駐車場あり
PM 3:45 大瀬崎灯台
福江島の最西端に位置し、日本の中でも遅い時間に沈む夕日が見られるという名所。
さらに映画「悪人」のロケ地として有名なこの場所は、駐車場から片道約20分をかけ灯台の麓へ行くことができます。
東シナ海に突き出た岬は、長い時間をかけ波や風に削られた美景ですが、道のりはなかなかハード。
滑りづらく歩きやすい靴を履いて行くことをオススメします。
どこか物寂しく、でも荒々しく力強い海と崖に囲まれた灯台は、頑張って歩いて良かったなと思える場所でした。
野生の鹿とも出会え、自然が生み出すこの景色はとても感動的でした。
福江島一周ドライブはここが最後の目的地。
お腹を空かせ、夕飯を楽しみにしながら一時間かけてホテルに戻ります。
※大瀬崎灯台は大瀬崎灯台展望台からも眺めることができます。体力に自身のない方はこちらでパノラマビューを楽しむという選択肢もありです。
- INFORMATION
大瀬崎灯台
福江港から車で約1時間/駐車場あり
灯台まで徒歩片道20分(ハード!)
PM 7:45 夕食
福江島2泊目も引き続き「五島リトリートray」に宿泊。
連泊をしても食事のメニューが前日と変わる点が嬉しいことに加え、五島の食材が連日変わらずいただけるという点も、有難いことです。
国内旅行の最大のお楽しみ“ご当地の美味しいものをいただきながら、ビールをゆっくり飲むこと”を実現させてくれるホテルです。
またダイニングは、個室ではないのにスペースの取り方や視線の動きが十分計算された作りになっているからか、決して広くはないにも関わらず、プライベートな空間が保たれ、周りを気にせず食事を楽しむことができました。
この日も私のオススメはお造りのお魚と五島牛!
これらを食べるためだけにでも五島に行く価値ありです。
2023.12.30 夕食メニュー
- 先付 大根鮑、肝ソース
- 前菜 烏賊塩辛、南蛮漬け、蛇腹蒟蒻、ふくさ焼き玉子、鯨ポン酢、むかご
- 吸物 伊先火取り
- 造里 縞鯵、ごま久
- 台物 九絵しゃぶしゃぶ
- 薫 五島牛ロースト
- 食事 雑魚茶漬け
- 水菓子 白玉苺
※中学生息子は大人と同じメニュー、小学生娘は子どもコース(前菜と吸物を除いて大人と同じ内容)
AM 7:00 朝食
3日目の朝もまだ暗い7:00にはダイニングに着席しました。
ダイニングの大きな窓は、明るくなるにつれ、北が福江島のシンボル「鬼岳」ビュー、南がオーシャンビューへと変わっていきます。
朝食が落ち着いた頃、スタッフの方が声をかけて下さり、水平線から上る朝陽をテラスから見ることもできました。
朝食もたっぷりいただき気持ちいい朝の始まりです。
2023.12.31 朝食メニュー
- くじら鍋
- 本日のお造り
- 筑前煮
- もずく
- 本日の焼き魚
- 温泉卵
- 昆布煮
- 明太子
- コルディアーレ農園水耕栽培サラダ
- オニオンドレッシング
- ご飯
- 味噌汁
- 香の物
- フルーツ
- コーヒー
AM 8:30 コーヒータイム
朝食を早めにとっておくと、チェックアウトの11:00まで少し余裕ができるので、最後の露天風呂に入ったり、コーヒータイムにしたりと、思い思いに過ごしました。
お部屋の冷蔵庫には種類豊富のドリンクの数々。
アルコール以外はフリーでいただけます。
コーヒー豆やミルが用意されているのでいつもなかなかできていない、丁寧に淹れるコーヒーをゆっくり堪能。
部屋に漂う香りに包まれながら、五島まで来て良かった、また来れるように頑張ろう、そんなことを考えていました。
AM 11:00 チェックアウト
とても残念だけれど、チェックアウトの時間がやって来ました。
心地よさと長崎らしさの融合、そして細部にまでこだわりが感じられる空間は、橋本夕紀デザインスタジオが設計・デザインを手がけたもの。
シンプルでスタンダードな中にもさりげなく光る個性を前に、他にも橋本夕紀夫作品、そして温故知新グループのホテルに触れてみたいな、と今後の旅の選択肢が増えていきます。
とても満足度の高かった3日間のステイを終え、福江空港に向かいました。
- INFORMATION
五島リトリートray by 温故知新
福江空港から車で約11分/駐車場あり
長崎県五島市上崎山町2877
TEL (0959)78-5551
IN 15:00 OUT 11:00
https://goto.by-onko-chishin.com/
MUSE
- KaoriKoyama商社勤務
夫・息子・娘・ワンコと暮らす会社員。カメラを片手にローカルな景色とご飯を楽しみながら、ラグジュアリーなホテルでどっぷり「非日常」を満喫するスタイルが好きです。旅先は国内...
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