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ルアンパバーン

ラオス・ルアンパバーンで、心身が安らぐ癒しのひとときを。2泊3日の母娘旅

ニューヨークタイムズで「世界でいちばん行きたい国」にも選ばれた、ラオス。

国名は耳にしたことがあるけれど、あまりどんな国なのかイメージが湧かない…という方も多いのではないでしょうか。

実は、私もその一人だったのですが、以前tabimuseが開催した「Where to Next?今いちばん行きたい国 ラオス」のイベントで、世界遺産の街であることや豊かな自然以外にも、フランス植民地時代のカルチャーが残るカフェやレストラン、リーズナブルに楽しめるラグジュアリーなスパなどがあることを知り、「行ってみたい…!」という気持ちが高まって、今年ついにラオスデビューしてきました。

今回は同じく旅好きの母と二人で、母娘旅。

普段二人で旅するときは予定をぎゅっと詰め込み、ハードスケジュールになることが多いのですが、イベントで「何もしない」を楽しめる」のがラオスの最大の魅力と知り、今回は「癒し」をテーマにのんびりと過ごしました。

この記事では、2泊3日でラオス・ルアンパバーンを満喫できるモデルコースをご紹介します。

14:00 ルアンパバーン国際空港

日本からルアンパバーンまでは直行便がないため、ハノイ(ベトナム)やバンコク(タイ)経由で向かいます。

今回はハノイ経由で。
羽田〜ハノイは5時間半、ハノイ〜ルアンパバーンまでは1時間ほどで到着です。

ハノイやバンコクまではLCCも飛んでおり、便数も比較的多いのでご自身のスケールに合わせてプランを組むことができます。

Tips

☑️空港から市内への移動は、ラオスのタクシー配車アプリ「LOCA」がおすすめ!
UberやGrabと同じように使うことができ、配車もスムーズでした!

クレジットカードを登録すれば、オンライン上でカード支払いができるので、到着後すぐ現金がなくても配車することができておすすめです。

14:30 ホテル「Burasari Heritage Luang Prabang」

市内までは車で20分ほどで到着です。

まずは1泊目に滞在するホテル、「Burasari Heritage Hotel Luang Prabang(ブラサリヘリテージ ルアンパバーン)」へ。

自然豊かなルアンパバーンの街に馴染む、ウッディな建物のブティックホテルは、メコン川沿い、メインストリートの裏側にあり、静かなエリアに面しています。

ドアノブにかかっているベッドメイキングの札がかわいらしくて、思わずパシャリ。

一泊2万円〜3万円ほどで宿泊が可能です。

ルアンパバーンの街はこじんまりとしていて、今回ご紹介しているスポットのほぼ全てが徒歩圏内で回ることができました。

市内ではトゥクトゥクも走っていて、ホテルでも手配してくれるので必要に応じて活用してみてください。

INFORMATION

Burasari Heritage Hotel Luang Prabang

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17:30 プーシーの丘

ルアンパバーンを訪れたら外せない観光スポットのひとつが、「プーシーの丘」。

入り口は2箇所あるのですが、行きはルアンパバーン国立博物館側(Sisavangvong Road)、帰りはナムカーン川側(Kingkitsarath Road)から階段を下りました。

異なる景色を楽しむことができるので、行き帰りでルートを変えるのがおすすめです。

入り口でチケット(30,000 kip)を購入し、ひたすら階段を登っていくと、そこにはルアンパバーンの街を一望できる絶景が!
ただぼーっと眺めているだけで、心が満たされる時間でした。

Tips

☑️片道10-15分ほどで頂上に到着するので比較的気軽に登れますが、スニーカーなど履き慣れている靴で向かうのがベター。

☑️サンライズやサンセットの時間は特に混み合うので、少し早めに到着して、場所を確保するのがおすすめ

19:00 レストラン&バー「Little Lao Culture Bar」

ラオス料理を求めて、「Little Lao Culture Bar(リトル ラオ カルチャーバー)」へ。

このレストランに行くために、「またルアンパバーンに戻りたい…!」と思うほど、大好きなお店です。
ムーディな雰囲気ですが、店員さん達も温かくフレンドリーで、一人旅でもカジュアルに楽しめます。

ラオスの伝統的なデザインをアレンジして作られたインテリアが、お店の至る所に散りばめられていて、とにかくセンス抜群な店内。

ZINEのような作りのメニュー冊子にはフードメニューのほか、お店のインテリアへのこだわりや開店までのストーリーがまとまっていて、まるで雑誌のよう!
お食事をする前から、ワクワクする演出の数々に感動しました。

tabimuseのイベントでも紹介されていた、ひき肉とハーブ、スパイスであえたラオスの国民食「ラープ」など、定番のラオス料理をいただくことができます。

特に、「ナムカオ」というココナッツとハーブを和えたサラダをレタスに包んで食べるラオス料理が絶品でした!

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Little Lao Culture Bar

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7:00 カフェ「 Le Banneton Café & French Bakery」

朝食にこちらのパンを出しているホテルもあるというほど、地元の人たちにも愛されるフレンチベーカリー「Le Banneton Bakery(ルバントンベーカリー)」で朝ごはん。

フランスの植民地だったラオスでは、フレンチやベーカリーで本場の味を楽しむことができるんです

悩んでしまうほど豊富な種類のペイストリーをはじめ、ケーキやガレット、パニーニもあり、何度も訪れたくなるベーカリーです。

店内も素敵ですが、おすすめはテラス席。
穏やかで静かなルアンパバーンの朝の街並みを眺めながら、朝のひとときを過ごすことができます。

8:30 クアンシーの滝

ルアンパバーンの観光スポットといえば、「クァンシーの滝」も外せません。
ぜひマイナスイオンたっぷりの、豊かな自然に癒されてみてください。

市内からは少し離れているため、今回は市内からの日帰りツアーに参加しました。

私が訪れた9月は雨季だったこと、また前週が豪雨だったこともあり、エメラルドブルーではなかったものの、水量が増え、大迫力!
この状態の滝を見られるのは、ある意味貴重かも…?といい経験になりました(笑)

Tips
☑️ベストシーズンは乾季の12月〜4月頃。
この時期であれば水量も少なく、滝の中で泳ぐこともできるのだそう。
絶対にエメラルドブルーのクァンシーの滝が見たい!という方は、ぜひこの時期に行ってみてください。

12:30 フレンチレストラン「Gaspard」

ランチは、ラオスで長年愛されるフレンチレストラン「Gaspard(ガスパール)」へ。

店内のインテリアや雰囲気がとにかく素敵で感動したのですが、Day1でご紹介したLittle Laoと同じ系列だそう。

ディナータイムは要予約ですが、ランチタイムは比較的空いていて、ウォークインでも入ることができました。

サーモンのタルタルにはパクチーやバジルが入っていたり、フレンチでありながらもラオスらしさも感じられるメニューばかり。

スターターからデザートまでたっぷり食べて、なんと2人で75$ととてもリーズナブル。

この雰囲気で本格的なフレンチをいただけるのも、ラオスのおすすめポイントの一つです。

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Gaspard

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14:00 ホテル「AVANI+Luang Prabang」

2日目はイベントでも紹介されていたホテル「AVANI+Luang Prabang」に宿泊。

ラオスはおしゃれなブティックホテルがたくさんあり、ホテルホッピングするのもラオス旅ならではの楽しみ方の一つです。

「アヴァニ+ ルアンパバーン」は、もともとアマンリゾート創始者のエイドリアン・ゼッカがオープンさせた「アゼライ」というブランドだったホテル。

街の中心部でアクセス抜群ですが、一歩ホテル内に足を踏み入れるとリゾート空間が広がります。

5つ星ホテルですが、1泊3~4万円台から宿泊できるのも嬉しいポイント。

おすすめはプールビューのお部屋。
テラスもゆったり広いので、プールや庭を眺めながらぼーっとしたり、読書をしたり。
思い思いの時間を味わうことができます。

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AVANI+Luang Prabang

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16:00 ショッピング&ナイトマーケット

ローカルグルメが楽しめたり、カラフルなラオスの伝統工芸品が販売されたりと賑わうナイトマーケット。

毎晩18時ごろ〜22時ごろまで、メインストリートである Sisavangvong Road(シーサワンウォン通り)を中心に行われます。

シーサワンウォン通りには、スタイリッシュなバーや、雑貨屋さん、リーズナブルなフットマッサージ店が勢揃い!歩いているだけでも楽しい時間を過ごすことができます。

街散策をしているときに気になるお店を見つけ、入ってみることに。

ルアンパバーンにルーツを持つ姉妹がデザイン・縫製するアパレルを扱う「Tribal Studio(トライバル スタジオ)」というお店です。

ラオスをはじめとする東南アジアの山岳少数民族「モン族」の伝統的なデザインを取り入れつつ、日常使いできるアイテムに仕上げたユニークなアイテムが揃っています。

ラオス旅のお土産にもぴったりです。

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Tribal Studio Luang Prabang

5:30 托鉢に参加

ゆっくりと空が明るくなり始める5:30頃。
最終日は少し早起きして、托鉢に参加しました。

托鉢は、僧侶や修行者が一般の人々から食物やお供物を受け取る仏教儀礼の一つ。

40以上もの寺院が集まるルアンパバーンでは、街中の至るところでオレンジ色の袈裟に身を包み、一列に並んで、托鉢に向かう僧侶を見かけることができます。

メインの通りであるSakkaline Road(サッカリン通り)に並ぶ東南アジアらしいカラフルな椅子に一人ひとり座り、竹籠に入った炊き立てのもち米やお菓子などの食料を、僧侶一人ひとりが持っている鉢にお供えします。

喜捨する食料は、托鉢が始まる前に街中でも購入できますし、ホテルに托鉢に参加したい旨を事前に伝えておくと、托鉢用のもち米を準備しておいてくれることも。

メインの通りから少し離れたところでは、僧侶の方々が自身が受け取ったお供物を地元の子どもたちに与えているところを見かけました。

ラオスの方々がみんな温かく、穏やかなのは、一人ひとりが思いやりを持ち、寄り添いあって暮らしているからなのかもしれません。

参加の際の注意事項

☑️仏教信仰に敬意を持って参加すること
☑️喜捨する人の列に並び、僧侶の列には飛び出さないこと
☑️ひざまずいた状態、または椅子に座った状態で、視線を下げ、僧侶の鉢には手が触れないようにすること
☑️露出度の高い服装を避けること
☑️カメラのフラッシュは使わないこと

7:30 ホテル「AVANI+Luang Prabang」で朝食

托鉢の後は、ホテルに戻り少しのんびりしてから朝ごはんへ。

マンゴスチンやドラゴンフルーツなど、日本ではなかなか味わえない南国ならではのフルーツやスムージーを飲んで、朝からエナジーチャージ。

11:30 レストラン「Amantaka The Restaurant」

実はラオスにも、世界的に有名なアマングループの「Amantaka(アマンタカ)」があるのをご存知ですか?

アヴァニのすぐ近くということで、散歩しながらランチへ出かけました。

近くには学校などがあり賑やかなエリアですが、ホテルの敷地内に入ると、驚くほど静粛で、神聖な雰囲気が広がります。

フランス植民地時代の歴史を感じさせる、コロニアル様式の内装のレストランはとても広々としていて、開放感たっぷり。
どこを切り取っても絵になる空間です。

お食事は、多国籍料理。ラオス料理をはじめとした東南アジアらしいメニューが多く揃っています。

Tips

☑️ホテル宿泊者でなくてもランチやアフタヌーンティーでの利用が可能!事前に予約しておくのがおすすめです。

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Amantaka

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13:30 スパ「Anantara Spa」

帰りのフライトに備えて、最後はご褒美のスパタイム。
「AVANI+Luang Prabang」のホテル内にある、スパ「Anantara Spa」へ。

60分のコースで55$〜とリーズナブル
伝統的なラオマッサージ(タイマッサージに近い指圧マッサージ)や、ラオスのハーブを使ったスクラブなど、ラオスでしか体験できないメニューも充実しています。

Tips

☑️アヴァニは、よくイベントが行われているステージが近いこともあり、スパの時間にカラオケ大会などのイベントが被ってしまい、賑やかになることも…
気になる方は予約時にフロントで、確認しておくのがおすすめです。

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Anantara Spa

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16:00  ルアンパバーン国際空港

あっという間に最終日。帰国便は、初めてのラオス国営航空で!

CAさんがラオスの伝統衣装「シン」という巻きスカートを着ていたり、ドリンクカップにはラオスの国花であるプルメリアがデザインされていたりと、旅の最後までラオス気分を味わうことができました。

初めて訪れたラオス・ルアンパバーン。
他の東南アジアの国々と比べて、街がとても穏やかで心地よい静けさがあり、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

豊かな自然に心癒され、ラグジュアリーなスパやホテルで贅沢な時間を過ごし、かわいいカフェやレストランでラオスのローカルグルメや本格的なフレンチを味わって。
まさに女子旅にぴったりな旅先だなと実感した2泊3日でした。

ぜひルアンパバーンへ行かれる際は、参考にしていただけたら嬉しいです!

MUSE

この記事を書いたライターのプロフィール画像
小池 彩乃tabimuse Staff

tabimuseを運営しているValise.incの社員です。 日本・マレーシアにて、外資メーカーやベンチャーでのマーケティング、PRを経て、2023年に世界一周旅行を...

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