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スイス・チューリヒで叶える贅沢なひととき。歴史と自然が彩る4日間の大人女子旅

歴史ある建築が立ち並ぶスイス最大の都市『チューリヒ』。スイスの流行の発信地としても知られ、おしゃれなカフェ、レストラン、ショップなども多く、見どころも満載です。

観光しやすいコンパクトな街でありながら、少し足を伸ばすと湖や広い公園があり、都会と自然の両方を楽しめるのも魅力のひとつ。

また、鉄道の交通網のハブになっているチューリヒ中央駅は、隣国からのアクセスも良いため、ヨーロッパ周遊旅に組み込むのもおすすめです!今回は、賢くサステナブルに楽しむtipsや最新トレンドスポットも含め、チューリヒで体験したい特別な体験をご紹介していきます。

街歩きで出会う洗練された最新トレンドと、少し足を伸ばせば広がる自然の絶景。今、注目のチューリヒで過ごす贅沢なひとときを体験してみませんか?

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チューリヒ観光局/スイス政府観光局

PM 6:30 チューリヒ・クローテン国際空港

東京成田空港から約14時間のフライトで、チューリヒ・クローテン国際空港に到着。

スイス インターナショナル エアラインズの直行便があるチューリヒは、限られた休暇でも楽しむことができる旅先です。到着前にはスイスのチョコレートブランド「Frey」のチョコレートが配られ、機内の時点でスイス旅行気分にワクワク。

チューリヒ空港から中央駅までは電車でわずか10分。サステナブルな街チューリヒは公共交通が充実しており、どこへ行くにもアクセスが良好です。

空港の駅で、まずは「チューリヒカード」を購入。券売機で有効化してから24時間または72時間の間、市内のトラム、バス、電車などの公共交通機関が乗り放題に。

さらに、スイス国立博物館やチューリヒ美術館の入場料も無料または割引になるので、チューリヒ旅行には欠かせないアイテムです。

※チューリヒ空港駅、中央駅、トラムの乗り場にある券売機でも購入可能。価格は24時間でCHF29、72時間でCHF56(大人)です。

PM 8:00 Boutique Hotel PLATZHIRSCH, Zürich

トラムに乗ってホテル『Boutique Hotel PLATZHIRSCH』に到着。ホテルは中世の街並みが残る旧市街にあり、チューリヒ中央駅から徒歩圏内。周辺には飲食店やショップも多く集まるエリアに位置します。

今回泊まったお部屋は「God-save-the-Queen」。ブティックホテルらしいこぢんまりとした造りでありながら、冷蔵庫やケトル、デスクなど必要なものがそろっていて、一人旅にぴったりです。

お部屋のクリーニングが不要であれば、ホテルからのギフトが部屋のドアノブにかかっていたり、ユニークなサステナブルなアイディアが積極的に取り入れられています。まるでスイス人の家に招かれたような、可愛らしくアットホームなホテルでした。

INFORMATION

Boutique Hotel PLATZHIRSCH

PM8:30 レストラン「Swiss Chuchi Restaurant」

到着初日は、スイスらしいお料理にトライ。伝統的なスイス料理を手軽に楽しむことができるレストラン「Swiss Chuchi Restaurant」を訪れました。ホテルからも徒歩圏内、昼も夜も大行列の人気店です。

オーダーした定番のチーズフォンデュは、濃厚なスイス産のチーズと白ワインの風味がたまりません。セットでついてくるパンとの相性も抜群で、これぞスイスの味!さらに、スタッフの方におすすめされた「Kalbsgeschnetzeltes mit Rösti」(子牛のクリーム煮にカリッと焼いたポテト添え)は、煮込まれたお肉が淡白であっさりとした味わいで、とても食べやすい一品でした。

デザートには、ビターで甘さ控えめなチョコレートフォンデュを。濃厚なチョコレートに、フルーツやビスケットをディップして楽しむスタイルは、まさに至福のひとときです!スイス料理のフルコースを心ゆくまで堪能しました。

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Swiss Chuchi Restaurant

AM 9:00 カフェ「Äss-Bar Zürich」

朝ごはんは、地元で人気のサステナブルなベーカリー「Äss-Bar」へ。スイスではベーカリーで売れ残ったパンはその日のうちに廃棄されてしまうのですが、こちらでは地元の人気ベーカリーから引き取ったパンを販売しています。

店名の「Äss-Bar」はドイツ語の "essbar"(食べられる)をアレンジしたもの。 実際に購入してみましたが、駅前のベーカリーでCHF9.5するハム入りのサンドイッチが、こちらではなんと半額以下のCHF3.8。パンはしっとり、サンドイッチの具材はたっぷり入っていて、大満足のクオリティでした。

お得に食事を楽しみながら環境にも配慮できる、チューリヒならではのサステナブルなスポットです。

INFORMATION

Äss-Bar

AM 10:00 e TukTuk

2日目はサステナブルな街、チューリヒらしいアクティビティとして話題を集めている「e TukTuk」で市内を巡ります。

ルートはローカルのドライバーさんと相談しながらカスタムすることができます。地元ならではの情報を教えてくれるのも嬉しいポイント。

タクシーやハイヤーよりも安価、かつ効率よく街を巡ることができ、小回りがきくのでコンパクトなチューリヒの街を観光するのにぴったり!e TukTukは定員4名まで、価格は1時間で2名CHF129、4人CHF199です。

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【e TukTuk】

AM 10:30 マーケット「Weekly Market Bürkliplatz」

ドライバーさんのおすすめで、毎週火曜と金曜の朝6時から11時に開かれる、地元のファーマーズマーケット「Weekly Market Bürkliplatz」へ行ってみることに!

チーズやパン、お花など、さまざまな仮設店舗がずらりと並び、色とりどりの商品が目を引きます。大手スーパーでは見かけない小さなビジネスのオーガニック商品も多く、地元の人たちの生活が感じられるのが魅力

新鮮な空気と活気に包まれたマーケットは、チューリヒ滞在中にぜひ一度立ち寄ってみてほしいスポットです!

AM 11:30 リンデンホフの丘

マーケットの後は、チューリヒの街を見下ろす絶景スポット、「リンデンホフの丘」を訪れました。地元の人々にも人気のスポットで、ベンチに座って景色を眺めたり、犬の散歩をしたり、読書を楽しんだりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。秋には、丘の木々が美しく紅葉する様子も必見です。

PM 12:30 レストラン「Fischerstube」

チューリヒ旧市街からeTuktukで約10分、トラムで約15分の場所にあるチューリヒ湖畔のレストラン「Fischerstube」でランチタイム。観光客の姿はほとんどなく、地元の人が集まる穴場的なお店です。市街地から15分ほどで、目の前に広がる大きな湖と自然いっぱいのエリアにアクセスできるのも、チューリヒの魅力です。

店内に足を踏み入れると、木の温かみを感じる香りがふわっと漂い、ほっとする空間が広がります。メニューには、チューリヒ湖や近くの海でとれた新鮮なシーフードがずらり!季節の野菜を使った料理や、肉料理、ベジタリアン向けのメニューもそろい、豊富なバリエーションを楽しめます。夏には湖を望むテラス席での食事もおすすめです。

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Fischerstube

PM 2:30 公園「Zürichhorn」

湖のほとりは「Zürichhorn」と呼ばれる公園になっていて、地元の人たちも訪れる憩いの場所として愛されています。

ゆったりとした時間が流れるこの公園には先述のレストランを含め数軒の飲食店が点在し、ル・コルビュジェ展示館や美しい庭園も楽しめます。休日をのんびり過ごすのにぴったりなロケーションです。

PM4:00 スーパーマーケット「Coop City」

旅先のスーパーでのお土産チェックも欠かせません!今回は、ブランド店が立ち並ぶショッピングの中心地バンホフ通りに位置する「Coop City」へ。

スイスの定番土産、リンツのチョコやリコラのキャンディーなど、made inスイスのプロダクトを手軽に購入するなら、スイス国内に店舗を展開する大手スーパー「Coop」がイチオシです。

PM 6:30 レストラン「Roof Garden」

お土産探しのあとは、スイスの大手デパート「Globus」チューリヒ店の最上階にある「Roof Garden」でディナーを楽しみました。ポップでかわいらしい店内は、ゆったりとした雰囲気が漂い、窓の外にはリマト川とチューリヒの街並みが広がります。

スイスの料理コンクールで受賞歴を持つシェフが手がける、フレンチや地中海料理を中心としたヨーロッパ各国の味を楽しむことができるレストランです。どのお料理も見た目からワクワクする一品ばかり。お食事に合わせたスイス産ワインも取りそろえているので、ぜひ一緒に楽しんでみて!

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Roof Garden

AM9:30 噴水とチューリヒの水について

チューリヒ市内には、1,200以上の噴水が点在しています。これらの噴水では、アルプスの山々からの湧水や上水が使用されているため、実際に、街中で噴水から水を水筒に入れている人や、ウォータースタンドとして利用している人も見かけました。

また、チューリヒの水道水も噴水と同様に飲用可能なので、わざわざお金を出して水を買う必要がないのは嬉しいポイント。チューリヒの水はクセがなく、飲みやすいのが特徴です。

AM 10:00 Chocolate experience with Garçoa

スイスといえば、やっぱり外せないのがチョコレート。特にチューリヒの「Garcoa Chocolate」は、今流行りの「Bean to bar」をスイスで初めて取り入れたお店として、多くのチョコレートファンの心をつかんでいます。

今回、こだわりのチョコレートテイスティングを体験したポップアップストアは、冬はホットチョコレートの専門店、夏はアイスクリームの専門店に変身するそうです。

定番の板チョコは70%から100%のカカオ配合から選べ、期間限定のフレーバーやコーヒー店とのコラボ商品もそろっていて、ついつい目移りしてしまいます!ちなみに、チューリヒから30分ほどの郊外にある工場も、予約制で見学が可能です。

INFORMATION

Garcoa Chocolate

PM 12:30 IM VIADUKT

チョコレートのポップアップストアから徒歩3分ほどの場所にある「IM VIADUKT」は、高架下を再開発して作られたチューリヒで話題のスポットです。雑貨店、家具のセレクトショップ、カフェ、グローサリーストアなどが軒を連ねていて、歩いているだけでも楽しいエリア。

ランチは予約をしていたIM VIADUKTのレストラン「Restaurant Markthalle」へ。ヨーロッパ料理を提供するレストランで、土曜日のランチタイムはほぼ満席。予約必須の人気店です。

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Restaurant Markthalle

PM 2:30 ショップ「LABEL17」

ランチの後は、ショッピングへ。チューリヒで2017年に設立された「LABEL17」は、革製品をメインに展開するブランドで、ぜひ立ち寄りたいスポットです。店内には、レザーバッグやジャケット、小物が所狭しと並んでいます。

夫婦で小規模に営んでいるブランドで、最近注目を集めているクワイエット・ラグジュアリーをコンセプトにしているそう。触ってみるとレザーの質の良さを体感できるので、実際に店舗を訪れて試してみてほしいブランドです。

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LABEL17

PM 4:00 Soeder Zürich Hauptbahnhof

続いてはこちらもチューリヒ発、自然派スキンケアブランド「Soeder」でショッピング。現地在住のスイスの方に教えてもらったショップで、実はレストランやホテルでもアメニティとして使われている人気のブランドなんです。

お店の方に聞いたところ、一番人気の香りは「Herbal Garden」。石鹸はすべて自然由来、そしてボトルのアイテムはリフィルができるので、サステナブルな商品としても評判です。美しいパッケージのアイテムは、チューリヒの思い出になること間違いなしです。

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Soeder

PM 5:00 カフェ&レストラン「Brasserie Süd」

ショッピングの後はチューリヒ中央駅にある「Brasserie Süd」でカフェ休憩。可愛いパラソルが目を惹くテラス席もあるので、夏場は外の席で過ごすのも気持ちが良さそう。

天井が高く大きな窓からたっぷりと光が差し込む店内は、昼過ぎでも賑わっていました。カフェを利用するなら、どれも美味しそうで迷ってしまうこだわりのデザートカートは要チェック!一人でも入りやすい雰囲気なので、サクッと軽食を楽しむのにもぴったりです。

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Brasserie Süd

PM 7:00 レストラン「Bauernschänke」

ディナーはチューリヒのローカルシェフが手がけるレストラン「Bauernschanke」へ。地元の市場から仕入れる新鮮な食材をたっぷりと使ったお料理が話題の人気店!スイスをはじめとするヨーロッパ各国のフュージョン料理が楽しめます。

タパススタイルで少しずつさまざまな料理を楽しめるのも嬉しいポイント!一皿のポーションが小さめなので、一人で食事をしている方も見かけました。

デザートのトリュフ乗せアイスが絶品で、「あれ美味しかったね!」と翌日になっても話すほど、感動した一皿でした。賑やかで活気のある店内で、地元の美味しい料理を味わいながら、贅沢な時間を楽しむことができるスポットです。

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Bauernschanke

AM 9:00 Hürlimannbad & Spa Zürich

4日目は、「Hürlimannbad & Spa Zürich」からスタート。

スチームサウナ、ハマム、個室のマッサージルーム、レストランなどがそろったスパ施設で、屋上のジャグジーからはチューリヒの街を一望することができ、地元の人々からも人気を集めています。

ビールの醸造所をリノベーションして作られた施設というだけあって、スパ内にはビールの樽や瓶を活用したインテリアがあったりと、スタイリッシュな内装。

施設内は電波が通らないことから、デジタルデトックスをするにもぴったり!併設するホテルの利用者は半額でこの施設を利用することもでき、ホテル内から直通の通路を通って施設に入場できるんだとか。

※今回は特別な許可を得て撮影しましたが、通常は施設内のスマホやカメラの持ち込みはNGです。

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Hürlimannbad & Spa Zürich

AM 11:30 B2 Hotel Zürich

スパでリフレッシュした後は、併設のホテル「B2 Hotel」1階でブランチタイム。33,000冊もの本が収められている大きな本棚があり、思わず足を止めてしまいます。レストランはランチやディナーだけでなく、カフェ利用も可能です。

全60室のブティックホテルで、外観が歴史的建造物として守られているため、ホテルへのリノベーションは細心の注意を払って行われたそう。客室には醸造所時代の写真が飾られていたり、当時ここで作られていたビール「Hürlimann Bier」を客室のミニバーで楽しむこともできたり、当時の様子を想像しながらホテルステイを楽しむことができそうです。

INFORMATION

B2 Hotel

PM 14:00 チューリヒ美術館

ブランチを楽しんだ後は、チューリヒ中央駅からトラムで5分ほどの距離に位置する「チューリヒ美術館」へ。ピカソやゴッホ、モネなど、有名な作家の作品も数多く収蔵されています。

アート作品を楽しむのはもちろん、コンクリートと金属の組み合わせがフォトジェニックな内装も必見です。

ミュージアムショップでは、チューリヒらしいアイテムも多く取り扱っているので、おしゃれなお土産探しにもぴったり。また、スイスではクローズする店舗や施設が多い日曜日でも楽しめる美術館は、ぜひ旅程に組み込んでみてほしいスポットです。

ちなみに、チケットカウンターで先述のチューリヒカードを見せると、割引で入場することができました。

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Kunsthaus Zürich

PM 6:30 レストラン「Brasserie Schiller」

ディナーはオペラハウス近くのフレンチレストラン「Brasserie Schiller」へ。リマト川へと沈んでいく夕日が見える、最終日にふさわしい最高のロケーション!オールデイダイニングとして営業しているので、朝食からランチ、ディナーまで使い勝手のよいレストランです。

フランス、イタリア、ドイツなどの隣国に囲まれたスイス。最大の都市チューリヒでは、スイス料理だけでなくヨーロッパ各国の料理が楽しめるのも魅力です。また、スイスのレストランは決して安くないものの、どこもクオリティが安定していて満足度が高い点は特筆したいポイントです。サービスも良く、料理の質が高いにもかかわらず、チップ不要のレストランが多いのも驚きでした。

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Brasserie Schiller

PM 10:00 チューリヒ

今回はスイス・チューリヒでの取材の様子をレポートしました。歴史を感じさせる街並みの中でショッピングやグルメを楽しめるだけでなく、少し足を伸ばせば壮大な自然を堪能することもできるチューリヒ。

日本からの直行便があり、限られた日数で旅行したい方や、都市と自然の両方を楽しみたい方にとっても魅力的な旅先です。次の休暇のデスティネーションとして、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

(tabimuse編集部 ライター山水由里絵)

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