子連れフライト攻略法!事前準備や便利グッズ、機内での過ごし方をご紹介【ママ旅コラムvol.2】
遠出の旅行に欠かせない移動手段「飛行機」。大好きだった機内で過ごす時間は、子連れ旅となるとまるで修行。特に0〜2歳の時期は、毎回緊張しながら到着地までまだかまだかと時計とにらめっこをするばかりでした。
我が家の子連れフライトデビューは、息子の首がちょうど座ったくらいの生後3ヶ月。耳抜きはできるか、機内で泣き出さないか、持ち物は何を準備したら...など、当時は不安でいっぱいだったのを覚えています。
本記事では、多い時には年30回近く子連れフライト搭乗した経験を元に、フライト選びから搭乗前準備、機内での過ごし方などをご紹介します。
CONTENTS
01子連れフライト選びのポイント
我が家の理想の子連れフライト予約は、日系エアラインの直行便をマイル利用で手配すること。
理由は、
- 日系ならではの手厚いサービス
- 直行便で移動時間をなるべく短縮
- マイル予約で、万が一のときのキャンセル・変更手数料を極力抑えるため
子どもの体調は、変わりやすいもの。
友人の中には、楽しみにしていたハワイ旅行が子どもの発熱によりキャンセル。数十万円のキャンセル代がかかってしまったというケースもありました。
旅行キャンセル保険などもあるので、予約段階からそういったサービスを利用すると安心でしょう。
他にも、フライトの時間帯にもこだわりを。
近場であれば子どものお昼寝時間帯、長距離であれば深夜便を選択。子どもたちが寝ている間に、大人はゆっくり食事や機内エンターテインメントを楽しみます。
毎回悩むのは搭乗クラスです。
国際線の場合は2歳未満、国内線は3歳未満は座席を取らずにお膝の上で搭乗できますが、バシネットで寝てくれる年齢ならまだしも、エコノミークラスで長時間お膝の上で過ごすのは親も疲れて非効率。
フルフラットになる機材のビジネスクラスなら同じ席で一緒に寝かせ、エコノミー・プレミアムエコノミーなら2歳未満でも座席を手配するようにしていました。
航空会社や機材、目的地は限られますが、子連れフライトの強い味方、エコノミーカウチシートもおすすめです。
実は便利だったのがZIPIAR。子連れでLCC利用は不安だったものの、チャイルドシートを設置してもらえたたり、とても快適なフライトでした。詳しい搭乗レポートは文末リンクのblogをご覧ください。
02快適な子連れフライトのために事前手配しておきたいサービス
快適な空の旅のためには、搭乗前の細かい手配も重要です。
特に赤ちゃん連れの場合は、バシネットの手配、おむつなどの機内アメニティリクエスト、離乳食または幼児食の事前予約も必須です。
これらは電話予約なので面倒かもしれませんが、忘れずに行いましょう。
座席指定も必ず行います。子どもが増えて、エコノミークラス搭乗が増えた我が家。
2-3-2の配列なら窓際席2列前後で手配し、テーブルの上げ下げによる振動や、前の座席を蹴ってしまうリスクを回避します。
おむつが外れる前は特におむつ替えにすぐ行けるようにお手洗いの位置もチェックし、万が一に備えてなるべくお手洗い近くの座席を選ぶようにしていました。
窓際席なら景色も楽しめたり、窓にくっつけて遊べる知育おもちゃなどを利用したり、子どものご機嫌を取りやすいです。
一部の航空会社(例えばJAL)の場合、座先指定画面に赤ちゃんマークでどこに乳幼児が座る予定か一目で分かるようになっています。
周りに小さなお子様連れがいる場合、保護者としては仲間意識が芽生えるところですが、場合によっては赤ちゃんがつられ泣きするリスクも。お子様のタイプに合わせて座席を選ぶといいでしょう。
国内線フライトの事前準備・搭乗レポートもblogにまとめています。よろしければ、ご覧ください。
03子連れフライト便利アイテム
機内で子どもがご機嫌でいられるように、あれこれ準備して毎回大荷物になっていた我が家。
特に0歳児の赤ちゃんの頃は、耳抜き用のミルク(狭い機内でケープをつけて授乳するのは至難の業のため、基本はミルク)、おむつ、万が一の時のお着替え、おもちゃやシールブックなど、あれもこれもと準備していました。
詳しい機内持ち込みアイテムリストはblogでも紹介しているので、ご覧ください。
最近では、エコノミーの座席でも子どもが横になって寝られるように「ジェットキッズ バイ ストッケ」を持ち込むことも増えました。子ども用の着替えやブランケット、おもちゃ類がすっぽり入るのも魅力です。
タブレットや機内エンターテイメントを見ながら時間を過ごせるように子供用イヤホンを用意しています。
また、yoyoなど機内持ち込みができるベビーカーも毎回大活躍。
日本国内ではベビーカーの貸し出しがあるものの、海外の空港ではそのようなサービスはなく、到着後の空港内移動、イミグレーションの列などベビーカーがあると便利です。
04搭乗前や機内での過ごし方
我が家のフライトルーティーンは、余裕を持って空港に到着し、チェックイン手続き、セキュリティチェック、(国際線であれば)出国手続きをし、ラウンジへ。
機内で食事を摂るのは大変なので、搭乗前に子どもの離乳食やごはん、大人も食事を済ませてしまいます。
その後、キッズプレイスペースで体をしっかり動かして、おむつ替えやトイレを済ませていざ搭乗ゲートへ。離陸後もシートベルトサインがオフになるまでお手洗いは使用できないため、絶対に搭乗前のトイレはマストです。
小さなお子様連れには飛行機の優先搭乗サービスがあるものの、我が家はあえて一番最初には乗りません。
早く乗ったところで、離陸まではかなりの時間があり、子どもにずっと大人しく座っていなさいというのも酷な話。一番最後だと機内持ち込みベビーカーを収容するスペースがなくなることもあるので、頃合いを見て機内へと進みます。
最初の関門は離陸時。耳抜きがまだ上手にできない赤ちゃんは特に、ミルクなど飲ませながら気圧の調整を行います。
たまに、滑走路内での走行時間が長く、飛行機がなかなか飛ばないことも。機体が動き出してすぐにミルクをあげてしまい、いざ離陸の時は哺乳瓶が空っぽになる失敗もありました。
離陸後の機内では、音が出ないおもちゃを変わるがわる小出しにします。シールブック、窓やテーブルに吸盤つきの張り付くものが便利です。タブレットに事前にお気に入りの動画をダウンロードしておくという方も多いですよね。
本来国際線では持ち込めない100ml以上の液体類も、子どものミルクや水、ジュースなど水筒に入っていれば持ち込めます。
機内のドリンクサービスまで時間がかかることも多いので、子どもの飲み物は事前に準備しておくと安心です。
5歳になった息子は飛行機が大好き。機内ではCAさんにオリジナルのフライトログを描いてもらったり、フライトマップを見たりして過ごしています。
3歳になってからは本当に楽になったので、これを読んでいる赤ちゃんのパパママさんもご安心を。
05こんなはずじゃなかった!子連れ機内トラブル失敗談
子連れ旅慣れしているかのように記事を書いている私ですが、実は過去にはたくさんの失敗も経験しています。
あるとき、中国国内旅行で3時間の近距離フライトだからと大した荷物も持たず搭乗すると、まさかの遅延が発生。離陸まで2時間以上機内で待機し、おむつもミルクもお着替えも足らなくなる事態に。
さらに、到着時にはまさかの人生初のロストバゲージが発生し、子どものものが何もないと途方に暮れたこともありました。
子連れ旅にトラブルや失敗はつきもの。経験を重ねて徐々に慣れていけばいいと思っています。
この記事が海外旅行に行かれる方や、子連れフライトデビューを控えている方向けに参考にしていただけると幸いです。
- INFORMATION
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MUSE
- Michelle親子トラベラー・ホテルライター
親子で旅するママトラベラー。複数ウェブ媒体にてトラベルライターとして活動。 2021年に第二子を出産し、二児の母に。子ども目線の家族旅、ママにとってのご褒美旅。どちらも...
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